自分らしく生きるために、
プチ起業という選択肢があります。
幸せも成功も本当の自分を知ることから。
こんにちは。
ジェイバンの稲場真由美です。
今日は息子のスーツを買いに行った時のエピソードを元に
接客についてお話します。
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お盆ですね。
いかがお過ごしですか?
我が家には、県外で働いている息子が帰省しています。
新社会人、慣れない大阪で新規営業、一人暮らしで頑張っています。
遠く離れていると、細かい状況がなかなかつかめないものです。
訊いてみると、この暑い中、
入社当時に買った2着のスーツと5枚のワイシャツを着まわしていました。
そこで早速、息子と一緒に営業用のスーツを買いに行くことに・・・。
その時のエピソード。
接客って本当に大事ですね・・・。
まず、私たちは家の近くにある全国チェーンの紳士服店から見に行きました。
店に入って、奥にいた女性の店員さんに「スーツを選んでいただけますか?」を声をかけると
このような会話の展開に。
店員:ご用途は何ですか?
息子:ビジネスです。
店員:はい、それではまずウエストサイズを測らせていただきますね。
息子:はい。
定員:お客様ですと、こちらのサイズになります。
茶系の大き目のジャケットをセレクトされ、はおってみると・・・
えっ?確かにこの子、ガッチリ型の上に最近太ってきてるけど、
だからって、こんなにぶかぶかの大きなスーツを選ぶの?(汗)
実際、今年買った春夏のスーツ、全然違うシルエットなんだけど・・・
というより、夏のビジネススーツで、最初に茶系?
私はとりあえず様子をみていました。
息子 :もう少し、スッキリ見えるものありませんか?
店員 :それでは、こちらの方になります。
案内されて、上着をはおってみるとラインはスッキリしている。
この定員さん、決して不慣れではないんだけど、なんだか親切さに欠ける・・・。
”立て板に水”のように話す説明は、素人の私たちには右から左に抜けていく。
息子のテンションが下がっていくのがわかる・・・。
「お母さん、こんなにいいものいらないよ」といい
息子:バリュースーツで探したいんですけど・・・
バリュースーツというのは、18000円くらい特価スーツ。
多分着心地も違うはずなんだけど、
すでに息子にとっては、この店でいいものが変えるイメージがわかなかったようです。
パンツをはいてみると、太ももがキツイ・・・。
息子:太ももがきついんですが・・・
定員:そうですか・・・。そうだとすると、やはり上のサイズですね。
またはオーダーになります。
息子:いくらですか?
店員:5万円からになります。
息子:そうですか。それじゃあ、考えてみます。
ということで、店をでた。
車の中でしばらく考えたあと、
私たち親子は、もう1件の紳士服の店舗に向かうことに。
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2件目。こちらも全国チェーンの紳士服店。
店を入って、店内を見回していると、
男性の店員が近づいてきて、
店員:何かお探しでしょうか?
息子:ビジネススーツを探しにきました。
店員:それでしたら、こちらへどうぞ。
どのようなスーツがお好みですか?
まずはサイズを測らせていただきますね。
カラーのお好みはありますか?
息子 :黒に近いネイビー系です。
息子は買い物ではほとんど迷わないタイプで、好みはハッキリしているほう。
その男性店員は、ほんの短い会話から
入社1年目、営業で初めての人に会うことが多い、
太ももが張っている、色の好みなどの情報を訊き出して、
さっと深いネイビー系のスーツジャケットを2枚、数ある中からセレクトして、みせてくれた。
店員:まずはサイズ感を見るためにはおっていただけますか?
息子:(はおってから) あー、いいですね。
店員:お客様は、肩幅と胸ががっしりとはっていらっしゃるから、
ベーシックな形がとてもお似合いだと思いますがいかがでしょうか?
息子:楽で着心地がいいです。
店員:こちらは・・・・というブランドで、形は・・・が特長ですから、胸板の厚いお客様にはしっくりきます。
生地が・・・で着くずれしにくく、裏地が・・・になっているので、暑い日でも・・・です。
パンツは2枚ついていますので、着まわしがききます。
ちなみに、もうひとつこちらのタイプはブランド違いですが・・・な特徴があります。
はおってみられますか?
息子:(はおってから)んー、さっきの方がいいです。
この店員さん、すごいですね。
お客さんを迷わせず、フレッシュな営業マンに合った好印象のスーツを2着セレクトして、
試着させながら、この子のニーズに合った特徴について話して、選ばせていく。
じつに短時間のアドバイスで私たち親子のハートをガッチリつかんでしまったのです。
私 :2着、選んでほしいんですが、(息子驚く・・・)
店員:はい、ご説明しようと思っていたのですが2着お買い上げの場合は2着目1000円で・・・
商品知識が豊富で、素人にもわかる説明、まさしくプロとしての対応。
すっかり安心しきってしまった私の財布のひもはまさに「ゆるい」状態。
2着目1000円といっても、さすがに高い商品は追加料金がかかります。
そうなると、それもあまり気にならなくなるものです。
結局は、特典の嵐に翻弄され、さらにワイシャツ5枚を追加購入。
この買い物に一番びっくりしていたのは息子ですが、
平日クリーニング店にとりに行くこともできないくらいに、ハードな毎日をおくる息子。
この暑い夏に、余裕を持って着回しできるスーツと、
2週間分のワイシャツがあれば、土曜日にクリーニングに出しても
翌日の日曜ではなく、次の土曜日に預けるのと取りに行くことが同時でできる・・・
ストレスなく安心して働ける・・・という親心から
とかなんとか正当化して、とにかく財布のひもがゆるくなったのです(笑)
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帰りの車の中での会話。
私:いいもの見つかってよかったね。
息子:うん、でも本当は1件目と2件目、結局同じサイズの上着だったんだよ。
私:えーーーっ?じゃあ、最初との違いはなに?
息子:接客だね。
最初の店員は俺のこと何も知ろうとしてなかった。
今回のひとは 最初に俺の希望を聞いてくれて、それに応えてくれた。
それだけの違いなんだけど、この違い、大きいね。
私:同じサイズだったんだぁ・・・
息子:パンツがのノ―タックから、ワンタックになっただけだよ。
言葉の選び方が、すごくうまいと思った。
たまに営業受けてみたら、すごい勉強になったよ。
私:なるほどねー。
この違い・・・
1件目のお店では、最初の5分間の会話で「バリュースーツ」という安価な商品に目がいき、
2件目のお店では、自分に合ったものを薦めてもらおうという意識に変わり、
値段は気にならなくなっていたのです。
同じサイズの上着からスタートしているにもかかわらず、
こんなに差が出るものなんですね(;^_^A
接客と売上の関係。
短時間の接客でも、お客様の信頼を得ることはできて、
この信頼感で価格の壁はいとも簡単になくなることを、我が身で実感することができました。
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名が通ったお店でも、接客でこれだけの大きな差が出るのです。
個人サロンや個人のお店でしたら、もっとその度合いは大きくなるのでは・・・。
改めて接客の大切さを実感した1日でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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