鳩山総理は、なぜ意見が通りにくい人材を
主要の閣僚に選んだのでしょうか?
今回の組閣、
じつに不思議な傾向があります。
それは、トップの鳩山総理からみて、
意見の通りにくい閣僚が、
内閣の大部分を占めているという点です。
総理が閣僚を選ぶ場合、
本来、内閣の円滑な運営上、
自分の意見が通りやすい人で固めるものです。
一見、不可解な組閣にみえるのですが、
鳩山さん以外の誰かが主導した組閣と考えれば、
十分、理解できます。
*******************************************
鳩山内閣を分析するための
*行動科学ミニ講座*
J-BAN行動科学では、
チーム内のパワーバランスを
意志疎通の角度で、カンタン明快に診断できます。
そのパワーバランスを診断する際には、
生年月日をもとに
ロジカル、ピース、ビジョン
大きく3つの価値観のグループに分けます。
ここで、パワーバランスを語るために
それぞれの「価値観」 の特徴について解説します。
1.ピース
平穏タイプ・・・
平穏を求める、人間関係を大切にする人。
2.ロジカル
納得タイプ・・・
自分の納得、自分のペースを大切にする人。
3.ビジョン
願望タイプ・・・
自分の願望、夢・可能性を大切にする人。
チームとは、気づかないうちに、これらの人の
パワーバランスで成り立っています。
これは、意見が通る順序をあらわします。
ビジョン→ピース→ロジカル→ビジョン
ビジョンの人は、ピースの人に強い。
ピースの人は、ロジカルの人に強い。
ロジカルの人は、ビジョンに強い。
このように、生年月日という非常に単純な切り口で、
人と人とのかかわり方を分析できるのが、
ジェイバンをもとに生まれた行動科学の特徴です。
**************************************
鳩山内閣を検証してみましょう。
鳩山総理がビジョン
ビジョンが2人、ピースが4人、ロジカルが11人。
鳩山総理主導の人事であれば、
自分と同じビジョンや、
意見の通りやすいピースを多く配置するはず。
意見の通りにくいロジカルを11人も選任しています。
小沢幹事長と同じピース4人と、
小沢幹事長の意見が通るロジカル11人で構成。
意見が通りにくいビジョンは、わずか3名しかいません。 p>
つまり、この組閣は、
鳩山総理主導ではなく、
小沢幹事長主導の人事とみることができます。
**********************************
過去の内閣を検証してみましょう。
安倍内閣の場合
安倍総理がピース。
安倍総理と同じピースが5人、
安倍総理の意見が通るロジカル7人、
意見が通りにくいビジョンは2人。
こちらは自分と同じ人や、
意見が通る人ばかり集めています。
谷垣議員(ビジョン)など、自分に意見を言う
ニガテな人は、除外したといえるでしょう。
だから「お友達内閣」といわれたのでしょうね。
ただ、意見が通りやすくても、
3タイプのバランスが悪い組織というのは、
トラブルが起きたときに弱い・・・というのが特徴です。
つまり、今回の鳩山内閣は、
安倍内閣と同様に
少々バランスの面で危うさを感じます。
*********************
小泉内閣第3次内閣 はどうでしょうか。
小泉総理がビジョン、
ビジョンが4名、ピースが7名、ロジカルが6名。
非常にバランスのよさを感じます。
この内閣で歴史に残る
郵政民営化を実現しました。
*******************
鳩山内閣は、チームとして、
どれだけ団結して混迷の時代を
乗り切こえることができるのでしょうか?
ダブル総理ともいえる今回の内閣、
小泉内閣、細川内閣に次いで
支持率は歴代3位。
何はともあれ、明るい世の中を期待しています。
********************
自分の活かし方がわかります。
行動科学による個別スキルリーディング。
※お申込み info@j-ban.jp
分析力を身につける行動科学ビジネスカレッジ
※http://j-ban.com/college/index.html
キャリアメソッドHP
*********************