こんにちは。
ジェイバンの稲場真由美です。
大相撲の九州場所もいよいよ大詰めですね。
白鵬の「猫だまし」の技について賛否がわかれるなど、
ここにきて話題の多い場所となりました。
大相撲は国技として、通常のスポーツとは一線を隔しています。
特に横綱には「品格」を求められます。
ずいぶん前になりますが、
朝青龍という横綱が勝ったときにガッツポーズをしたことで大きな問題となりました。
「どうして?」と思った方もいるのでは?
相撲は単なる勝ち負けのスポーツではなく、
古くからのしきたりにのっとった儀式の要素を含み、
力士のあり方にも意味があるからなのでしょう。
今日は大相撲の中にある『陰陽五行』についてお話します。
この世の中は『陰陽五行ワールド』。
陰陽五行とは、大自然の法則で。
かつて映画「レッドクリフ」で有名な諸葛孔明もこういっています。
自然界で起こることは、すべて自然の法則で動いている。
陰陽五行を理解していることで、
世の中で起こっていることを理解できるようになり、
身近で起こっている問題の原因を見つけ、解決することもできます。。
冠婚葬祭をはじめとする日本古来のしきたりや
茶の湯をはじめとする伝統ある数々のものが、陰陽五行の影響を受けています。
政治や流行をはじめとした時代の流れも陰陽五行に沿って動いています。
そのひとつに大相撲があります。
お気づきでしたか?
土俵の上の吊り屋根。
その四隅にある4つの房。
これは四房(しぶさ)といい、
青,赤,白,黒の四色で,四季と四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)を表します。
写真をご覧ください。
同じ色ではなく、それぞれ違う色が下がっていますね。
東に緑の房
西に白の房
南に赤の房
北に黒の房
そしてその下の中央に土俵、それが黄色
丸い土俵が「陽」で、それを囲む四角が「陰」
土俵と吊り屋根の中に陰陽五行をみることができるのです。
もともとは、吊り屋根ではなかったようです。
昔はまず、四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)を祀るそれぞれの色紐を巻いた柱を4本たて、
その柱の中に丸い土俵をつくり、その上に屋根をのせるものだったようです。
昭和に入りTV放映がはじまり、柱は外され、屋根が吊り屋根になりました。
本来重要な四神を表す4本の柱の代わりに屋根から4色の房を垂らして、
もともとの意味合いを維持しています。
厳かなしきたりの中で行う国技。
由来がわかると「ほかのスポーツとは違う」ということが納得できますね。
お葬式のときに張る黒白のくじら幕や、おめでたいときに張る紅白の幕も、
陰陽五行に由来があります。
陰陽五行、深くてとても面白い学問です。
ジェイバンで学べますよ。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
陰陽五行をもとにコミュニケーションが学べます。
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