稲場真由美のジェイバンブログ

2010年2月21日 - 稲場真由美のジェイバンブログJust another WordPress site


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高橋大輔選手、感動しました。
フィギュア日本男子初の銅メダル、本当にうれしい。

彼は、苦難を乗り越え、大きく成長し、
念願のメダルを手にしました。

精一杯、自分の極限で努力しているアスリートの場合、
「運」や「気」という、努力とは関係のない大きな見えない力が
目に見える形で現れるものです。

アスリートだけでなく、ビジネスの世界でも同様のことがいえます。
今日は、天中殺での試練を乗り越えた後の成長・成功と、
乗り越えるときに、どのようなパートナーが
適しているかについて、お話します。

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高橋選手は、2008,2009年の2年間が天中殺を迎えていました。
2008-2009シーズン、
2008年10月末の練習中に右膝を負傷。
出場を予定していたグランプリシリーズ中国杯を欠場。
その後の精密検査により右足膝の前十字靭帯と
半月板を損傷していることが分かり、
2008-2009シーズンの全大会の出場を断念して11月に手術。
リハビリを経て2009年4月より氷上での練習を再開。

当時の彼は、対人関係の天中殺ですから、
あせりと孤独感との戦いだったと思われます。
まさしく、自分との戦いです。

2010年、天中殺が明けて、ひと回り大きくなった彼へのご褒美は
まさしく彼自身を乗り越えた結果、
それが、この銅メダルだったのでしょうね。

このような苦しい時期に、自分に負けず、
大きな勲章を手に入れた有名な女性アスリートがいます。
トリノオリンピックで女子フィギュア、
日本人初の金メダルに輝いた、荒川静香さん。

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彼女の天中殺は2004,2005年。
2004年、第73回全日本選手権ではショートプログラムで1位となるも、
足のケガでフリースケーティングを棄権。
連覇が期待された2005年世界選手権では9位と惨敗する。

2005シーズン、中国杯、エリック・ボンパール杯でいずれも3位に終わり、
グランプリファイナルへの進出を逃す。
この時は、引退をにおわす発言もあったが、
第74回全日本選手権で3位に入り、トリノオリンピック代表選手に決定。

その後、皆さんもご存知の通り、
天中殺のあけた2006年トリノオリンピックで、
荒川静香さんは、見事金メダルに輝きました。

輝かしい栄光の陰には、
誰にでも乗り越えた何かがあることがわかります。

今、何かにつまづいている人、壁にぶつかってる人、
乗り越えた後には、きっといいことがたくさんありますから、
今を学びの時として乗り越えてくださいね。

ここで、高橋大輔選手を支えてきたコーチについて考察してみましょう。
彼女は、長光歌子さん。
テレビで得点を待っているときに、映っている女性です。

彼女の大切にするものは、高橋選手と非常に共通しています。
ピースの先端型ですから、
お互いにプライドの高さからぶつかることはあるでしょうが、
気持ちは理解しやすい関係と思われます。

言語パターンや行動パターン、思考パターンが似ているだけに、
高橋選手が落ち込んでいるときに、プライドを傷つけたり、
逆なでするような発言はあまりないでしょう。
当時は、長光コーチも天中殺でしたから
きっと、わかりあえる部分も多かったのでしょう。

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性格タイプが同じだから、
必ずしもいいわけではありません。
ただ、怪我をしているとき、焦りやすいときなどは、
叱咤激励やモチベーションを上げることは逆効果です。

その選手にとっての、伝わる・元気が出る「励ましの言葉」は、
共通の思考・言語パターンをもっている人ほど、
自然な関係が築けるからです。

育成とは、本人と育成者とのかかわり方、
言葉がけ次第で、大きく変わります。

行動科学では、自分を知り、相手を知ることで、
その人に合った言葉を選ぶように、意識することが出来ます。
よい関係を築くことができることで、
あなたが望む未来を引き寄せられます。

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