稲場真由美のジェイバンブログ

2011年9月26日 - 稲場真由美のジェイバンブログJust another WordPress site


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つい大作になってしまいました(笑)
良かったら、最後までお読みいただけたら嬉しいです。

「なでしこジャパンの強さ」から「野村克也元監督の育成」まで
強いチームづくりについて書いてみました。

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帝国データバンク発行 帝国ニュース 2010年12月17日号 
巻頭ページ【企業ステージ】にて、
弊社ジェイバンの組織活性支援をご紹介いただいた記事を引用し、
なでしこジャパンが強い理由を検証します。

まずは、こちらをお読みください。
記事の詳細をこちらPDFでご覧いただけます。(296KB)
統計学で組織活性をサポート
統計にもとづいた注目の組織活性支援ビジネス。
強いチーム共通の「組織の黄金比率とは」

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強いチームは、当然チームワークがいいものです。
これは昨日のブログ
『「人間関係」と「お金・売上・結果」の関係』でもお話ししましたが、

チームワークがいい(木)→
コミュニケーションがとれている(火)→
よい結果がでる=勝利できる(土)

というように、うまく回ります。

これだけだと、なんとなく一般論のようにみえますが・・・。

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ジェイバンでは、さらにチーム(職場)を構成する選手ひとりひとりの性格と、
その構成バランスをみることで、
チームの課題と改善点をみつけることができます。

今日はその一部をお伝えします。

まずジェイバンの統計学で、人の価値観を大きく3つに分類。
その人数構成から、チームの現状がわかります。
その比率の中で「チームの黄金比率」といわれる最強の割合があります。

一概にバランスがいいことがすべてではありません。
会社の創業時や、新商品開発プロジェクトのように、
特定の状況の場合、この比率とは異なります。

ただサッカー日本代表メンバーなどのように、
組織を固める場合、最強のチームをつくる場合には
この黄金比率はぴったり当てはまります。

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ロジカルとピースとビジョン。
この3つのタイプは、個人の価値観をあらわし、
この価値観のタイプから、大切にするもの、嬉しく感じるほめ言葉、
やる気になる言葉、されたら嫌なことなどをみていくことができます。
そこからそれぞれの役割がみえてきます。

だからなんとなく自然にできるチーム内での
「分析役」」「仲介役」「盛り上げ役」などの役割が裏付けられ、
納得でき、言葉がけなどのかかわり方の工夫ができるのです。

じつは、この3つの性格のタイプ分けに統計データを加えると
とてもユニーク、かつ興味深い傾向がみえてきます。

全体の人口にしめる割合は同じではなく、
男女比のように一定の法則にもとづいた比率で成り立っていることが分かります。
その割合とは、40%がロジカル(分析役)、
35%がピース(仲介役)、25%がビジョン(盛り上げ役)。

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そして、これまでの数々の奇跡を成し遂げたプロのスポーツチームが、
この40:35:25に極めて近い割合だったことで証明されています。
(この解説については、冒頭の帝国バンクの記事をお読みください。)

そして、今回のワールドカップで世界一になった「なでしこジャパン」!
下記のメンバー構成表をごらんください。
佐々木監督をいれると、42:33:23!
佐々木監督を入れずに計算すると、45:30:25.

ぴったりではないけど、それぞれ5%以内の範囲におさまっています。
つまり、あの団結の強さは統計的にも「黄金比率のチームワーク」として
裏づけのある強さだったといえるでしょう。

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とにかく彼女たち、めちゃくちゃ雰囲気がいいですよね。
ひとりひとりが個性的で素敵です。

これからも、なでしこジャパンについては、
選手個人のインタビュー記事などを参考にしながら、
少しずつ書いていきますね。

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ただ、この黄金比率。
これは勝つことだけを目的にしているプロチームだからこそ、
この比率に特に近いことをお伝えしておきます。
プロは勝つ!という唯一の明確な目的があり、個人の能力もケタハズレに高く、
メンタルトレーニングなどすべてにおいて最善をつくしている選手たちは
ほんの少しの見えないくらいの差が、相手チームとの勝ち負けに影響するものです。

プロ選手は最大限に力を出す努力をしている最高レベルだからこそ
チームの結束力も、統計的にはっきりと特徴がでるのでしょう。

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「えっ?それじゃあ自分の職場やチーム
 黄金比率から程遠い比率のメンバー構成だったら、
 どうすればいいんだろう?」
そんな疑問や不安がわいてくるものです。

ご安心ください。
この組織分析、
単にバランスがいい組織、悪い組織という見方はしませんから(笑)。

まずは、黄金比率を基本にバランスをみながら、
どのタイプが多いのか、少ないのか。
今、チームを作り上げたばかりなのか、固める時期なのか。
何を達成するためのチームなのか。
今、うまくいっているのか、ギクシャクしているのか。
誰がトップで、誰が2番手

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