職場や家庭で、
なんとなく自分の意見が通らなくて
ストレスを感じたことはありませんか?
この人には頼みやすいけど、
あの人には、どうも頼みにくい・・・とか、
あの人に頼まれるとイヤといえなくて、ついつい聞いてしまう・・・
そんな経験はありませんか?
これは、なんとなく・・・とか偶然に起きている感情ではなく、
J-BAN行動科学にみる「パワーバランスの法則」によるものです。
この法則は、よい人間関係を築くうえで、とても役に立ちます。
今日は、パワーバランスの法則を使って、
フジテレビの朝の情報番組
「とくダネ!」のキャスティングを検証してみましょう。
現在、「とくダネ!」は、小倉智昭さんをメインキャスターとして、
笠井信輔アナと、中野美奈子アナが、脇を固めています。
以前は、ずっと佐々木恭子アナが脇を固めていたのですが、
4月から、佐々木アナが出産休業ため、
中野美奈子アナが大抜擢で、後任を務めています。
ただ、なぜだか画面に映る3人に違和感を感じる・・・。
なんだか前と違う。
小倉さんが中野アナの顔を、なぜか見ないという視聴者の声。
せっかく小倉さんが中野アナに話を振ってあげても、
中野アナは、なかなか的確なコメントがなかなかできない。
観てる視聴者も、なんとなく落ち着かない・・・
それは一体なぜなのか?
答えは、パワーバランスの法則と
それぞれの話し方の特徴にあります。
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基本知識は、こちらの行動科学ミニ講座をご覧ください。
http://ameblo.jp/j-ban/entry-10346634942.html
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「とくダネ!」出演者、話し方の特徴をみてみましょう。
1.ピース・・・小倉キャスター、高木美保
平穏タイプ
話を筋道だてて、相手に最初からわかるように話す。
「なぜそうなったのか」が、わかるように話す。
結論が後になりやすく、話が長くなりやすい。
「なぜ、どうして、なるほど」が口グセ。
2.ロジカル・・・佐々木恭子アナ、ピーコ、眞鍋かおり
納得タイプ・・・
コメント的確、辛口で時間配分キッチリ。
話を聞いている間のリアクションは、ほとんどない。
結論から、客観的に論理的に話す。
自分のことは、あまり話さない。客観性重視。
「わかりやすい、納得できる・できない」が口グセ。
3.ビジョン・・・笠井アナ、中野アナ、デーブ・スぺクター
願望タイプ
オーバーに魅力的に話す。ドーンなどの擬態語が多い。
自分の主観を多く話す。主語がない。
頭の中で画像を描きながら話を聞くので、目が動きやすい。
頭の中に画像を描きながら話すので、話が飛びやすい。
「スゴイ!ゼッタイ!」が口グセ。
短時間で的確&客観的なコメントは苦手。
このように、それぞれのタイプには、
それぞれの役割があり魅力があります。
特に、一方通行のテレビでエンタメ性の高い情報番組の場合、
出演者同士のやりとりそのものが、番組の内容となります。
それではここからは、具体的に出演者と、
その関係性について検証していきましょう。
長くなったので、このつづきは次回ブログにて。