今年の秋場所、朝青龍の優勝。 千秋楽の取り組み、すごかったですね。 わかるよ!その気持ち!でも大丈夫? 昨日のニュースで、朝青龍はペコリと
またまた、各方面からガッツポーズのことで批判が集中。
そもそも、ガッツポーズがいいのか悪いのかというより なぜ、相撲では・・・というより、 今日は、土俵の上で、ガッツポーズをしてはいけないのかを ********************** その前にみなさんは、 陰陽五行論をご存知でしょうか? 今日の相撲のガッツポーズには欠かせないので ここはあわてずに読んでくださいね。 陰陽五行は、ひと言でいうなら、 東洋で生まれた大自然の法則を解明する哲学です。 最近、今までの経験や常識では考えられないことが、 東洋というとエキゾチックなイメージですが、 とくに今、東洋は経済・医療・学問など、さまざまな分野で、
たとえば、先日26日の読売新聞での記事に、 イギリスで一番大きな銀行HSBCホールディングスのトップが、 来年2月から拠点を、現在のロンドンから香港に移す ということが書いてありました。 これは、中枢が実質的に香港に移ることを意味するそうです。
いつもなら気にとめない話題ですが、
これからは東洋の時代の到来です。 *********************
話は戻って、その陰陽五行と大相撲には深いつながりがあります。 五行の「木火土金水」には、方向と色があります。
何がというと、朝青龍と白鵬の手に汗握る優勝決定戦。
最後の最後に豪快なすくい投げで、白鵬を制しました。
その瞬間の朝青龍、小さなガッツポーズ!
あらら、そのあと、大きなガッツポーズ!
「すみませんでした。」謝っていました。
考えてみることにしましょう。
次々と起こる世の中で、
はるか数千年前から今に伝わる
「先人の知恵」があらためて見直されています。
世界の注目が集まっています。
その中の、HSBC側のコメントにあらためて注目。
「世界経済の重心が西洋から東洋に移ってきているため」
これは、東洋への認識を明らかに表明したことをあらわします。
経済だけでなく、さまざまな学びも日本を含めて
東洋が見直されると感じました。
陰陽五行のは、陰陽論と五行論から成り立ちます。
これは、宇宙のバランスの法則ともいわれます。
東が「木」で青色、西が「金」で白色。 南が「火」で赤色、北が「水」で黒色。 そして、中央が「土」で黄色。 それぞれの方向には守護神、すなわち四神がいます。 東は青だから「青龍」、西は白だから「百虎」。 南は赤だから「朱雀」、北は黒だから「玄武」。 そして中心の黄色は、「皇帝の場所」といわれています。 陰陽五行の色は、基本5色。 これが「大相撲」とどのようなかかわりがあるのでしょうか? 大相撲の土俵を思い出してください。 土俵の上には、吊り屋根があります。 この吊り屋根の四方に、房が吊り下げられています。 この色に注目してみましょう。 東側には青龍をあらわす青(緑)の房、 西側には百虎をあらわす白の房。 南側には朱雀をあらわす赤の房、 北側には玄武をあらわす黒(紫)の房。 そして、その吊り屋根の真下に、黄色の土俵。 つまり、土俵は四神に守られた「神聖な場所」といえます。 今でも女人禁制。 その土俵に塩をまいて、さらに清めて 裸で勝負をするというのですから、 大相撲は、日本の国技で、まさしく神聖な儀式と考えられます。 ちなみに土俵の丸い部分で勝負しますので、 丸が「陽」で、四角の部分が「陰」となり、 土俵で陰陽、吊り屋根で五行で 陰陽五行が成り立っているのです。 大相撲は、そのような流れがある国技だからこそ だから、朝青龍さん、嬉しいのはスッゴクわかるんだけど、 そういうことで、みなさんは怒ってるのかも・・・。 えっ?意味わかってない人もいる? そうかもしれないけど とにかく、次も頑張ってくださいね。 ちなみに、この意味を、ちょっと理解して相撲をみると ちょっとというか、かなり新鮮にみえますよ。
スポーツとは、一線を隔すものなのですね。